2014年07月26日

スモール・ソルジャーズ

監督⇒ ジョー・ダンテ

製作⇒ マイケル・フィネス、コリン・ウィルソン

脚本⇒ ギャヴィン・スコット、アダム・リフキン、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ

製作総指揮⇒ ウォルター・パークス

音楽⇒ ジェリー・ゴールドスミス

出演⇒ グレゴリー・スミス、キルスティン・ダンスト、トミー・リー・ジョーンズ(声)、ブルース・ダーン(声)、ジョージ・ケネディ(声)、アーネスト・ボーグナイン(声)


公開⇒ 1998年


アメリカ映画




今回は『スモール・ソルジャーズ』。興行的にはあまり振るわなかったそうですが、

私はこの映画好きでした。なかなか面白かったです。




玩具メーカーが正義の味方「コマンドー・エリート」という正義の兵隊と、

心優しいが、社長の一声で悪役扱いされてしまった「ゴーゴナイト」というモンスターのフィギュアを発売したんですが、

そのフィギュアには誤って軍事用チップが埋め込まれていて、

自由に動き回り、人とも会話ができるという高機能人形であったという設定が面白い発想ですね。




それで「コマンドー・エリート」の方は「ゴーゴナイト」殲滅をプログラムされているため戦いを起こし、

邪魔をする人間も襲撃していったことで人間とゴーゴナイト対コマンドーエリートの戦いとなっていくんですが、

このフィギュアたちはコンピューターグラフィックスでできていて、

その動きがなかなか面白かったですね。




人間対人間だと大して面白くないシーンでも、

CGの人形ならではのコミカルな動きが楽しかったです。




それにもともと正義の味方として作られているコマンドー・エリートが悪役になり、

もともと悪役だったモンスターの方が善玉役になっているところも逆転の面白さがありましたね。




それから、コマンドー・エリートのリーダー格チップ・ハザードの声はトミー・リー・ジョーンズが担当していたそうですが、

イメージからするとアーノルド・シュワルツェネッガーの方がイメージに合ってるとは思いますがね。



また、それ以外でも大物俳優が声の出演をしていたのも意外でした。



大ヒットした『トイ・ストーリー』と比較される本作ですが、

私は『トイ・ストーリー』よりもこの映画の方が面白かったですね。

私としては続編を出してもらいたいくらいですが、

興行成績が振るわなかったため、それは無理なようで、残念です。





評価 ★★★★






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2014年07月20日

西部悪人伝

監督⇒ フランク・クレイマー

製作⇒ アルベルト・グリマルディ

脚本⇒ フランク・クレイマー、レナート・イッツォ

音楽⇒ マルチェロ・ジョンビーニ

出演⇒ リー・ヴァン・クリーフ、ウィリアム・バーガー、フランコ・レッセル、リンダ・ヴェラス、ペドロ・サンチェス、ジャンニ・リッツォ、アントニオ・グラドーリ



公開⇒ 1970年



イタリア/スペイン映画




久々にマカロニウエスタンのお気に入りを書いておきます。

リー・ヴァン・クリーフ主演の『西部悪人伝』。

この映画でもリー・ヴァン・クリーフが黒尽くめのスーツで決めていて、

クールさと渋さがよかったですね。



そして“西部の007”とでも呼ぶべきアクション・ヒーローとして描かれていて、

”007”に出てくるような 銃身交換式ライフルやグリップからも撃てる7連発デリンジャー、

それに楽器に仕込まれたバンジョー銃など、

秘密兵器のような奇想天外なアイデア満載の銃が出てきて面白かったですね。



しかも、ヒーローといっても勧善懲悪の正義の味方ではないダークヒーローぶりも面白さの要因になってましたし、

脇役も個性的な人物が登場して派手なアクションを展開し、

ストーリーもひねりが効いていて娯楽作として楽しめました。



マカロニウエスタン全盛期を過ぎた末期の作品ですが、

アイデアで勝負したマカロニウエスタンらしい作品でした。




評価 ★★★★
 
 




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posted by エイタロー at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月10日

プレデター

監督⇒ ジョン・マクティアナン

製作⇒ ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー、ジョン・デイヴィス

脚本⇒ ジム・トーマス、ジョン・トーマス

音楽⇒ アラン・シルヴェストリ

出演⇒ アーノルド・シュワルツェネッガー、カール・ウェザース、エルピディア・カリーロ、ビル・デューク、ジェシー・ベンチュラ、ケヴィン・ピーター・ホール



公開⇒ 1987年



アメリカ映画




今回はシュワルツェネッガー主演のSF映画を紹介します。

実はこの映画を最初見た時はそれほど特別面白いとは思えなかったんですが、

テレビの洋画劇場で何回か見ていくうちにだんだん面白いと思うようになりました。



始め見た時それほど面白いと思えなかったのは、

異星人の造形がカッパのようでイマイチだなと思ったからで、

私としては、『エイリアン』に出てくるクリーチャーのような姿を期待してたのに期待外れだったからなんですが、

回を重ねて見ていくうちにサスペンスあふれるそのストーリー展開に面白いと思えるようになったんです。



まず導入部分はシュワルツェネッガー達の特殊部隊対ゲリラの戦いだったのが、

途中から異星人が割り込んでくるような形で、

その異星人との戦いになるというのが意外性のある凝った展開だと思えました。



このストーリー展開は、続編の『プレデター2』でも踏襲されていて、

麻薬シンジケート間や警官対麻薬組織の抗争に異星人が割り込んでくるような形から警官対異星人との戦いになっていってますし、

『フロム・ダスク・ティル・ドーン3』でも同じような手法が取られてましたね。



さて、本作の見どころは、忍者のようになかなか姿を表わさない異星人に、

特殊部隊の隊員が1人また1人と殺されてゆく展開がサスペンスにあふれていて面白かったですね。



そしてそれがクライマックスに達するのがシュワルツェネッガーが1人で異星人と戦うところで、

最先端の武器が役に立たず最後は素手で戦う場面がよかったですね。



いつもはスーパーヒーローで難なく敵を倒してゆくシュワルツェネッガーが、

この映画では異星人にたじたじとなって戦う場面がリアリティがあってよかったと思います。



この映画はシリーズ化されて続編が先ほど書いた『プレデター2』と『プレデターズ』と作られ、

『エイリアン』シリーズとのクロスオーバー作品で『エイリアンVSプレデター』や『AVP2 エイリアンズVSプレデター』が作られてますが、

私はこの第1作が最も面白かったですね。




評価 ★★★★







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posted by エイタロー at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | SFアクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする