2014年02月17日

ミクロの決死圏

監督⇒ リチャード・フライシャー

製作⇒ソウル・デイヴィッド

脚本⇒ハリー・クライナー

出演者⇒スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、エドモンド・オブライエン、アーサー・ケネディ、ドナルド・プレザンス

公開⇒ 1966年8月

アメリカ映画



SF映画『ミクロの決死圏』も記憶に残る映画でした。

通常の治療では人命を救うことが出来ないため、物質の縮小化という新技術で医療チームと潜航艇を縮小して患者の体内に注入し、体内から治療するという内容は実に斬新な発想だと思います。

ミクロ化された医療チームが、人体内の抵抗物質(白血球や抗体など)から攻撃を受けたり不測の事態に見舞われたりするという冒険ファンタジーとしての面白さだけでなく、東西冷戦時代の映画らしく、東側のスパイが医療チームに紛れ込んでいて妨害工作をしてくるというサスペンスの面白さもありました。
最後に縮小効果のタイムリミットぎりぎりに医療チームが体内から脱出するところはハラハラドキドキのクライマックスで、手に汗握る面白さでした。

また、人体内を描いた映像も幻想的で、視覚的な興趣にも満ち溢れた映画でした。
現在のようなコンピューターグラフィックスがまだなかった頃の映画ですが、それでも充分見応えのある映画だったと思います。

最先端のCGやVFXを駆使した映像だけは優れているけれど、内容が今一つ面白みに欠けるという作品も多い近頃の映画と比べて、本作品は構成もストーリーも充実した作品でした。

これぞSF映画の古典と言えます。



評価 ★★★★












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ラベル:洋画 SF冒険
posted by エイタロー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | SF冒険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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