監督⇒ スコット・トーマス
脚本⇒ スコット・トーマス、マーク・オンスポー、シドニー・イワンター
製作⇒ デビッド・ショーシャン
製作総指揮⇒ デビッド・ショーシャン、スコット・トーマス、グレン・タケット
出演者⇒ デビッド・チサム、クリステン・カー、ケビン・J・オコナー、デレク・ウェブスター、デイル・ミドキフ、エリック・アヴァリ
、リチャード・タイソン
ビデオ化⇒ 2007年
アメリカ映画
今回もゾンビ映画です。
タイトルは『デッド・フライト』(原題『Flight of the Living Dead:Outbreak on a Plane』)。
飛行中の旅客機の中が舞台になるホラーアクションです。
悪天候の中を飛行中のジャンボジェット機。
その貨物室内の特殊コンテナには、臓器を生き返らせる細菌を投与された女性科学者が眠っていて、
それが乱気流の衝撃でフタが開いてしまい、ゾンビ化した女性科学者が現われて、乗客乗員を襲い、
噛まれた人たちも次々とゾンビ化していき、機内はパニックに陥ってしまうという内容の映画ですが、
なかなか面白いゾンビ映画でした。
まず、逃げられない飛行中の旅客機の中でゾンビに襲われるという恐怖感、緊迫感の高まりがいいですね。
内容的にコミカル感もありますが、それでもゾンビ映画としてのホラー感もしっかり描かれており、
ゾンビも素早く動くタイプなので、さらに恐怖感と緊迫感を盛り上げています。
しかも、ゾンビとの戦いだけでなく、墜落の恐怖や絶望感も加わり、さらに緊迫感が高まっています。
また、登場人物たちもそれぞれに個性的なキャラクターが多く、
これが物語を面白くしていますし、退屈しない展開になっていました。
飛行中の飛行機の中にゾンビが現われて生きている人間を襲うというシーンは『ワールド・ウォーZ』にもありますが、
製作されたのは『デッド・フライト』の方が早いので、こちらが元祖と言えます。
B級感ある作品ですが、その中ではかなりの良作だと思いますし、楽しめる映画でした。
評価 ★★★★
『デッド・フライト』のDVDはこちら
2024年06月22日
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