2017年04月02日

シンドバッド七回目の航海

監督⇒ ネイザン・ジュラン

製作⇒ チャールズ・H・シニア

脚本⇒ ケネス・コルブ

特撮⇒ レイ・ハリーハウゼン

音楽⇒ バーナード・ハーマン

出演者⇒ カーウィン・マシューズ、 キャスリン・グラント、トリン・サッチャー、アレック・マンゴー、リチャード・アイアー、ハロルド・カスケット、アルフレッド・ブラウン、ナナ・デ・ヘレラ

公開⇒ 1958年

アメリカ映画


今回紹介する『シンドバッド七回目の航海』は、

『アルゴ探検隊の大冒険』や『タイタンの戦い』などと同じく、

神話や伝説などを基にした冒険ファンタジー映画です。



この映画の見所は何と言っても特撮を駆使した映像の素晴らしさにあります。

本作品の特撮を担当しているのがレイ・ハリー・ハウゼンで、

人形のコマ撮り撮影(ストップ・モーション撮影)による怪物の造形と動き、

それに演技している俳優との合成が自然で実に見応えがありました。



もちろん最新のコンピューターグラフィックスの自然さにはかないませんが、

コマ撮りならではの少しギクシャクした動きが実にユーモラスでもあり味わいがあるんですね。



この作品にはそんなコマ撮りによる怪物として、

1つ目巨人のサイクロプス、双頭の巨大鷲のロック鳥、ドラゴンなど様々な怪物が登場しますが、

どれもよくできています。



中でも主人公と骸骨戦士との剣戟シーンが圧巻で素晴らしかったですね。

この骸骨戦士との剣戟シーンは、後の『アルゴ探検隊の大冒険』でも使われていますが、

コマ撮りの人形による骸骨と人間が戦っている合成映像がとても自然で見応え充分です。



もちろん特撮だけが素晴らしかっただけでなく、

ストーリー展開もテンポがよくて話の中に引き入れられました。

1958年の映画ですが、古さを感じさせない物語の展開と面白さが堪能できる作品です。


評価 ★★★★





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2016年11月20日

ジャックと天空の巨人

監督⇒ ブライアン・シンガー

製作⇒ ニール・H・モリッツ、デヴィッド・ドブキン、パトリック・マコーミック、オリ・マーマー

製作総指揮⇒ リチャード・ブレナー、マイケル・ディスコ、トビー・エメリッヒ、アレックス・ガルシア、ジョン・ジャッシニ、ジョン・リッカード、トーマス・タル

脚本⇒ ダレン・レムケ、クリストファー・マッカリー、ダン・スタッドニー

原案⇒ ダレン・レムケ、デヴィッド・ドブキン

音楽⇒ ジョン・オットマン

出演者⇒ ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン、ビル・ナイ、ユアン・マクレガー

公開⇒ 2013年

アメリカ映画



久しぶりに気に入った映画の作品評を書いておきます。

今回は『ジャックと天空の巨人』です。



この映画も特に期待していたわけではなかったんですが、

テレビの映画劇場で見たら意外に面白かったですね。



何と言ってもコンピューターグラフィックスの巨人の造形がなかなか良かったですね。

巨人たちのいかにも野蛮で野卑なオヤジっぽさが見ていても楽しかったです。



ストーリーもテンポが良くて、最後まですんなり見れました。

家族で楽しく見る映画としてオススメの映画だと思います。



評価 ★★★★







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2014年08月14日

ジュマンジ

監督⇒ ジョー・ジョンストン

製作⇒ スコット・クルーフ、ウィリアム・タイトラー

製作総指揮⇒ テッド・フィールド、ラリー・J・フランコ

脚本⇒ ジョナサン・ヘンズリー、グレッグ・テイラー

音楽⇒ ジェームズ・ホーナー

出演⇒ ロビン・ウィリアムズ、ジョナサン・ハイド、キルスティン・ダンスト、ブラッドリー・ピアース、ボニー・ハント


公開⇒ 1995年


アメリカ映画




つい先日、アメリカの俳優ロビン・ウィリアムズ氏の訃報を知りました。自殺だったとは衝撃でした。

うつ病を患っていたそうで、それが原因のようです。

しかし、さまざまな映画で活躍しアカデミー助演男優賞も受賞して、

俳優として成功の人生だったのに「なぜ?」という思いが残りますが、

頂点を極めた人はそれはそれで悩みもあるのでしょう。




それで、今回はその追悼としてロビン・ウィリアムズ主演の映画で私が最も気に入っていた『ジュマンジ』について書いておきます。

「ジュマンジ」というのは不思議な現象を起こすスゴロクに似たゲームで、

屋根裏部屋でそのゲームを発見した子どもたちがそれで遊んでいると、

サイコロを振った結果が現実に生じるという不思議な現象が起き、

その結果として猛獣や像などの野生動物が現われて走り回るなどの騒動が起きるという内容で、

ファンタジーの面白さが楽しめる作品でした。




最大の見どころがコンピューターグラフィックスやアニマトロニクスという動物のロボットなど、

特撮を駆使した映像で、よくできた映像だったと思ってます。



もちろん、映像だけでなく話の筋もよくできていて面白い内容でしたね。

この映画でも主演のロビン・ウィリアムズがユーモラスな演技で楽しませてくれました。

ロビン・ウィリアムズ氏の冥福を祈ります。




評価 ★★★★








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2014年05月26日

タイタンの戦い

監督⇒ デズモンド・デイヴィス

製作⇒ チャールズ・H・シニア、レイ・ハリーハウゼン

脚本⇒ ビバーリー・クロス

出演⇒  ハリー・ハムリン、ジュディ・バウカー、ローレンス・オリビエ、クレア・ブルーム、バージェス・メレディス、マギー・スミス、ウルスラ・アンドレス

公開⇒ 1981年

アメリカ映画


この映画は特殊撮影の巨匠レイ・ハリーハウゼンの最後の作品だそうで、『アルゴ探検隊の大冒険』の続編として企画されていたもので、同じくギリシャ神話が基になっています。

この映画の面白さは、もちろんハリーハウゼンの人形アニメを使ったストップモーションあるいはゴーモーションによるダイナメーション方式撮影にあります。
いつも同じことを書きますが、そのリアルな造形と動きはコンピューターグラフィックスにもひけをとらない素晴らしさで、特に大サソリや海の巨大怪物クラーケン、双頭犬ディオスキロスなどの怪物がリアルで迫力がありましたね。
また、機械仕掛けのフクロウがコミカルで楽しめました。

なお、この映画は2010年にリメイクされていて、怪物などは最新のコンピューターグラフィックスで描かれており、それなりに面白かったんですが、私はオリジナルの本作品の方がより優れて面白い映画だと思ってます。


評価 ★★★★









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2014年03月07日

アルゴ探検隊の大冒険

監督⇒ ドン・チャフィ

製作⇒ チャールズ・H・シニア、レイ・ハリーハウゼン

脚本⇒ ジャン・リード

特撮⇒ レイ・ハリーハウゼン

出演⇒  トッド・アームストロング、ナンシー・コバック、ゲイリー・レイモンド、ローレンス・ナイスミス、ナイアル・マクギニス

公開⇒ 1963年

イギリス・アメリカ映画


洋画にはギリシャ神話を基にした映画が多く作られていますが、この作品もその中の1つで、とにかく面白い映画でした。物語としても面白かったですが、特撮もよくできていて、怪物などのストップモーションアニメも本物のようでしたね。
この作品は1963年の製作ですが、最先端のコンピューターグラフィックスにも引けをとらない精巧さでした。特に7人の骸骨の剣士や7つの首を持つヒゥドラというドラゴン、それに青銅の巨像タレスなどなど、素晴らしい動きをしてましたし、人間がそれらの怪物と戦う場面も合成映像がよく出来てましたね。
壮大なストーリーと特撮技術の素晴らしさが光る最高傑作の冒険ファンタジーでした。


評価 ★★★★★








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posted by エイタロー at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 冒険ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする