2015年02月18日

最後の海底巨獣

監督⇒ アービン・S・イヤワース・ジュニア

製作⇒ ジャック・H・ハリス 、 アービン・S・イヤワース・ジュニア

脚本⇒ ダン・E・ワイズバード 、 ジーン・イヤワース

原案⇒ ジャック・H・ハリス

音楽⇒ ロナルド・スタイン

出演者⇒ ワード・ラムゼイ、クリスチナ・ハンソン、ポール・ルカザー、アラン・ロバーツ、グレッグ・マーテル

公開⇒ 1965年

アメリカ映画


この映画、子どもの頃テレビの映画劇場で見たことがあり、

その時の題名は『SF最後の海底恐竜』でした。


ストーリーは、南海の島の海底から氷漬けの2体の恐竜(ティラノサウルスとブロントサウルス)と原始人が発見され、

それらが落電によって蘇り、島が大騒ぎになるという内容でした。



この映画はB級映画と評されてますが、

確かに低予算映画らしくミニチュア人形によるストップモーション撮影の恐竜たちは造形も動きも悪く、

あのオリジナルの『キングコング』に登場した恐竜たちに比べて見劣りしてしまいますが、

それでも作品としては面白い映画でした。

ぎこちない動きの恐竜たちもそれがまた味わいになっていて、

特にティラノサウルスが車を襲うシーンや、

ティラノサウルスとブロントサウルスのバトルシーンなどは

そういうぎこちない動きながらも迫力のある場面になっていました。



そして最後のところで主人公がショベルカーでティラノサウルスと戦う場面などは、

最新兵器で戦う場面よりも迫力があり圧巻でした。



その他にも、子どもと仲良しになる原始人がコミカルで笑える場面もあり、

なかなか楽しめる内容でした。



もっと予算を使っていれば恐竜ももっとリアルに表現できていたのではないかと思えます。

しかし低予算でもそれなりによくできた映画でした。



評価 ★★★★





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2014年06月16日

恐竜グワンジ

監督⇒ ジェームズ・オコノリー

製作⇒ チャールズ・H・シニア

共同製作⇒ レイ・ハリーハウゼン

原案⇒ ウィリス・H・オブライエン

脚本⇒ ウィリアム・バスト

特殊効果⇒ レイ・ハリーハウゼン

出演⇒  ジェームズ・フランシスカス、ギラ・ゴラン、リチャード・カールソン


公開⇒ 1969年


アメリカ映画




今回はオリジナル版の『キングコング』や『恐竜100万年』の次に私が好きな恐竜映画・怪獣映画の紹介です。

『キングコング』では巨大ゴリラが主役で、肉食恐竜ティラノサウルスが敵役でしたが、

本作品ではティラノサウルス(たぶんそうだと思います)が主役です。



私も恐竜の中ではティラノサウルスが1番好きなので、この映画には思い入れも大きかったですね。

作品の設定としては恐竜映画と西部劇を合わせた内容で、

西部劇に恐竜が現れるという意外な面白さを感じました。



ただ、ストーリーとしては『キングコング』の焼き直しのような話の筋なのでそれほど新鮮な感じはしませんでしたが、

しかし、何と言ってもレイ・ハリーハウゼンによる恐竜がやっぱりすごかったですね!

敢えて何度も何度も書きますが、まだコンピューターグラフィックスのなかった時代に、

人形を使ったコマ撮りによるダイナメーション方式撮影が素晴らしかったです!



恐竜たちの造形と動きは今のCG映像にもヒケを取りませんし、

それだけでストーリーの面白さはもはやどうでもいいくらいです(^^)



特に恐竜たちの戦いの場面や、カウボーイたちが投げ縄でティラノサウルスを生け捕りにする場面などは合成映像が素晴らしかったです。



そして、ラストでティラノサウルスが街中で暴れ回ったあげくに大聖堂内で焼け死ぬシーンは見応えがありました。



B級映画として評され、またハリーハウゼンの作品の中でも評価が低いという本作品ですが、

私にとっては素晴らしい映画でした。




評価 ★★★★





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posted by エイタロー at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月28日

恐竜100万年

監督⇒ ドン・チャフィー

製作⇒ マイケル・カレラス

脚本⇒ ミッケル・ノバック、ジョージ・ベイカー、ジョセフ・フリッカート

特殊視覚効果⇒ レイ・ハリーハウゼン

特殊効果⇒ ジョージ・ブラックウェル

出演者⇒ ラクエル・ウェルチ、ジョン・リチャードソン、パーシー・ハーバート、ロバート・ブラウン、マルティーヌ・べズウィック

公開⇒ 1966年

イギリス映画


今回紹介する映画は『恐竜100万年』。私にとってまさしく伝説的な特撮恐竜映画でした。
まだコンピューターグラフィックスのなかった時代の製作ですが、あのレイ・ハリーハウゼンによるストップモーションアニメの特撮映像が素晴らしく、恐竜たちの造形も動きも、コンピューターグラフィックス映像による『ジュラシック・パーク』にもヒケをとらない素晴らしさでしたね。
この映画が製作された頃はまだ二足歩行の恐竜は直立して尻尾を地面に引きずっていたと考えられていて、この作品でもアロサウルスやケラトサウルスはそのように描かれていますが、それは仕方ないことであり、それを差し引いても、この映画で描かれている恐竜は素晴らしかったですね。
また、出演している俳優もラクエル・ウェルチや後に007映画に出演したマルティーヌ・べズウィックやロバート・ブラウンなど有名な俳優も出ているんですが、まだ言葉のない原始人役なのでセリフもないということもあって、原始人のストーリーはどうでもよくて、やはり主演は恐竜そのものだと言えます。

ところで、この映画を製作したのはイギリスのハマー・プロですが、ハマー・プロといえば、ドラキュラ映画やフランケンシュタイン映画など主にB級ホラーとされる映画を多く手がけていたというのは知ってたんですが、このような作品も手がけていたというのは近頃まで知りませんでした。
この映画はB級映画どころか素晴らしい出来栄えの作品だと言ってよいと思います。

なお、この映画は、1940年のアメリカ映画『紀元前百万年』のリメイク作品なんだそうですが、私は観たことないので、こちらのブログでそのオリジナル作品のレビューをされているので、興味のある方はこちらでごらんになってください。
⇒ http://palladion.fantasia.to/step_blog/archive_107.htm

評価 ★★★★★




この場面でのアロサウルスと人間の戦いのリアルさは今見ても素晴らしい映像ですね。


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ラベル:洋画 恐竜 SF 怪獣
posted by エイタロー at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 恐竜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする