2014年03月06日

大西部無頼列伝

監督⇒ フランク・クレイマー

製作⇒ アルベルト・グリマルディ

脚本⇒ フランク・クレイマー、レナート・イッツォ

出演⇒  ユル・ブリンナー、ディーン・リード、ペドロ・サンチェス

公開⇒ 1971年

イタリア映画


今回もマカロニウエスタンを紹介します。何と、あのハリウッドスターのユル・ブリンナーがマカロニウエスタンに出てました。しかも、『荒野の七人』と同じ全身黒づくめでクールなガンマンのキャラクターそのままで出てました。
それにしてもやっぱりユル・ブリンナーはカッコ良いですね。少々キザなところもありますが、そこも魅力の1つですね。
また、他の登場人物も個性豊かな連中が出ていて面白かったですね。個性豊かな登場人物もマカロニウエスタンの魅力になってます。
そしてもう1つの魅力は変わった改造銃が出てくることで、この作品では主人公のユル・ブリンナーが使っていたライフル銃が、側面からハーモニカのような箱型弾倉を差し込んで連射できるというものでした。
内容も、この作品はメキシコ独立戦争を背景にしていて、派手なアクションと撃ち合いの連続で楽しめました。



評価 ★★★★








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2014年03月02日

レリック

監督⇒ ピーター・ハイアムズ

製作⇒ ゲイル・アン・ハード、サム・マーサー

脚本⇒ エイミー・ジョーンズ、ジョン・ラッフォ、リック・ジャッファ、アマンダ・シルヴァー

出演⇒  ペネロープ・アン・ミラー、トム・サイズモア

公開⇒ 1997年

アメリカ映画


この映画もSFホラーとして面白かった作品です。博物館の中という密室での極限の恐怖がいいですね。
そして最後の方で怪物が全身を現してくるんですが、コンピューターグラフィックスによる怪物の造形がよくできていました。
ただ、物語の展開は『エイリアン』に比べると今ひとつという感じは否めませんでした。やはり『エイリアン』を超えるのは難しいですね。


評価 ★★★




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2014年03月01日

皆殺しのジャンゴ

監督⇒ フェルディナンド・バルディ

脚本⇒ フランコ・ロゼッティ、フェルディナンド・バルディ

出演⇒ テレンス・ヒル、ホルスト・フランク、ジョージ・イーストマン

公開⇒ 1969年

イタリア・アメリカ映画


またマカロニウエスタンを紹介します。『皆殺しのジャンゴ』、まず題名がいいですね。
この映画では主役のジャンゴ役のテレンス・ヒルがフランコ・ネロに似ていて精悍な風貌がいいですね。そして死刑執行人になって復讐をしてゆくところもクールでかっこ良いです。
何よりも一番の見どころは、最後に墓から掘り出した機関銃で、多数の敵を撃ち殺してゆく場面でした。
ここまで書いて判るように、この映画は『続・荒野の用心棒』を意識して作ってるようですね。私もそれでこの映画も気に入ってるんですが、主役の役名がジャンゴで、主演のテレンス・ヒルもフランコ・ネロに似ているから起用されたのでしょう。
そして最後に墓穴の棺桶から機関銃を取り出して多数の敵をまたたくまに倒してゆく場面なども『続・荒野の用心棒』のオマージュになっているようです。
なお、この映画の内容についてはいくつか突っ込みどころがあり、他のブログでも書かれてますが、私はこの映画を気に入ってるので、あえて書きません(笑)
突っ込みどころはあっても、面白くて楽しめる内容の映画でした。

評価 ★★★★







皆殺しのジャンゴ(DVD)

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2014年02月27日

フェイス / オフ

監督⇒ ジョン・ウー

製作⇒ デヴィッド・パーマット、テレンス・チャン、クリストファー・ゴドシック、バリー・M・オズボーン

脚本⇒ マイク・ワーブ、マイケル・コリアリー

出演者⇒ ニコラス・ケイジ、ジョン・トラヴォルタ

公開⇒ 1997年

アメリカ映画


香港のジョン・ウー監督がハリウッドに進出した出世作だそうですが、確かにこの映画は面白かったですね。
FBI捜査官役のジョン・トラヴォルタと敵役でテロリスト役のニコラス・ケイジ、この善と悪が戦うというストーリーなんですが、
見どころはこの2人が互いに顔を移植してそれぞれ相手になりすますところです。
顔を移植して相手になりすますというのは何だか現実離れしてますが、これが物語を面白くしてましたね。
何しろ、正義の味方役のトラヴォルタが悪人に変わり、悪役のニコラス・ケイジが正義の味方に変わるんですから、話がややこしいのは確かですが、それが面白かったんですね。
そして、トラヴォルタとニコラス・ケイジがそれぞれ善と悪の2役を見事に演じ分けていた演技力も素晴らしかったです。
ジョン・ウー監督、この後の『ミッション・インポッシブル2』は今1つだなと思ってますが、この映画は面白く素晴らしかったです。



評価 ★★★★★






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ラベル:アクション 洋画
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2014年02月23日

夕陽の用心棒

監督⇒ ドゥッチョ・テッサリ

製作⇒ ルチアーノ・エルコリ、アルベルト・プグリーゼ

脚本⇒ ドゥッチョ・テッサリ、アルフォンソ・バルカサル

出演者⇒ ジュリアーノ・ジェンマ(モンゴメリー・ウッド名義)、フェルナンド・サンチョ、ジョージ・マーティン、アントニオ・カサス

音楽⇒ エンニオ・モリコーネ

公開⇒ 1965年

イタリア映画


今回もマカロニウエスタンで、私の中ではマカロニ3大スターの1人、ジュリアーノ・ジェンマの登場です。
少し前に交通事故で亡くなってしまったのが残念ですが、マカロニウエスタン全盛期に数多くの作品に主演してましたね。
この『夕陽の用心棒』がマカロニウエスタン初主演作なのだそうで、この映画ではアメリカ人風にモンゴメリー・ウッドという俳優名で出演していたようです。
そして私は数あるジュリアーノ・ジェンマ主演作の中でもこの作品が最も好きでした。
明るく朗らかに、身軽く軽やかにアクションを展開するジュリアーノ・ジェンマの魅力全開でしたね。
この映画は作品としても面白い作りになっていて、農場に立てこもる強盗団から人質を救出するため、丸腰で敵のただ中に入っていったジェンマが、口八丁で強盗団の首領を言いくるめたり、首領の恋人の女賊と人質の農場主が恋仲になり、あばずれ女が淑女へと変わっていったり、強盗団の荒くれ男たちが酒を飲んでいる中で、ジェンマだけがミルクを注文して大笑いされる場面とか、なかなか笑えるところがあって面白かったですね。
また、強盗団の首領役のフェルナンド・サンチョはいくつかのジュリアーノ・ジェンマ主演作でも敵役で出ていておなじみなんですが、悪役であってもユーモラスで憎めないキャラクターでしたね。
そしてもちろんジュリアーノ・ジェンマのアクションと銃さばきも魅力でしたし、敵を倒す方法もアイディアに満ちていて圧巻でした。
こんな面白い映画が日本では劇場未公開だったというのが不思議に思えます。



評価 ★★★★★







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2014年02月22日

続 夕陽のガンマン

監督⇒ セルジオ・レオーネ

製作⇒ アルベルト・グリマルディ

脚本⇒ ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ、フリオ・スカルペッリ、セルジオ・レオーネ

出演者⇒ クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック

音楽⇒ エンニオ・モリコーネ

公開⇒ 1966年12月23日

イタリア・ アメリカ合作映画


今回もセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウエスタンです。本作はレオーネ監督の3作目で、最も高く評価されている作品です。
私も本作品はレオーネ監督の最高傑作だと思いますし、マカロニ・ウエスタンだけでなく映画の全作品の中でもベスト5に入る作品だと思ってます。
それだけ面白い映画であり、ただ面白いだけでなく、構成もよく練られた内容の作品だと思います。

本作の邦題を見ると、前作の『夕陽のガンマン』の続編かと思ってしまいますが、話の内容には関連性はなく、独立した内容になってます。
原題も夕陽には関係なく、『善玉、悪玉、卑劣漢』という意味の題名になっています。
本作でも、『夕陽のガンマン』に続いてクリント・イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフが共演してますが、この作品ではイーライ・ウォラックも加わっています。
リー・ヴァン・クリーフは前作とは別人の役柄で、前作ではクリント・イーストウッドと手を組んで最後に勝ち残る役でしたが、本作では完全な敵役でした。
ただ、クリント・イーストウッドの役柄はニックネームはそれぞれ違いますが、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』と同じ人物設定のようにも見えます。

それにしても、この3人の個性が実によく出ていて面白かったです。前作の『夕陽のガンマン』よりも面白かったですね。
クリント・イーストウッドはカッコ良く、リー・ヴァン・クリーフは渋く、イーライ・ウオラックはむさくるしく、3人ともそれぞれに個性的でした。この3人の個性がぶつかり合って見応え充分の内容でした。
マカロニ・ウエスタンには残酷な場面だけでなく、笑える場面も多いですが、その原点がこの作品にあると言えます。
また、死にかけた兵士にクリント・イーストウッドがタバコをくわえさせる場面が印象的でしたね。
音楽も印象的な曲で良かったです。

『荒野の用心棒』での盗作問題でミソをつけたセルジオ・レオーネ監督でしたが、この作品で完全に名誉挽回したと思います。この作品がレオーネ監督の最高傑作だと言って過言ではないでしょう。
そして、この映画はマカロニ・ウエスタンの中ではベスト5に入る作品だと思います。 


評価 ★★★★★









続 夕陽のガンマン(DVD)

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2014年02月21日

夕陽のガンマン

監督⇒ セルジオ・レオーネ

製作⇒ アルトゥーロ・ゴンザレス、アルベルト・グリマルディ

脚本⇒ フルヴィオ・モルセッラ、セルジオ・レオーネ、ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ

出演者⇒ クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ

音楽⇒ エンニオ・モリコーネ

公開⇒ 1965年12月18日

イタリア映画



前回に続いて今回もセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウエスタンを紹介します。この作品は『荒野の用心棒』に続くレオーネ監督の第2作で、これも大ヒットした作品です。

主演がクリント・イーストウッド、敵役がジャン・マリア・ヴォロンテという配役は前作と同じですが、本作ではこの2人に リー・ヴァン・クリーフが加わっています。
イーストウッドのカッコ良さと、ジャン・マリア・ヴォロンテの麻薬中毒の凶暴な悪役ぶりはもちろんですが、リー・ヴァン・クリーフのクールさと渋さもひと際光っていて存在感がありました。この3人の個性がぶつかり合う内容が更に面白い映画に仕上げてます。

また、この作品は前作とのつながりはないようですが、主演のイーストウッドの役が同一人物のようにも見えます(役名であるニックネームは前作と違ってます)。この役柄はやはりクリント・イーストウッドでなければできない役柄だと言えます。
この作品に限らず他のマカロニ・ウエスタンの作品でも言えることですが、主人公が必ずしも正義の味方というわけではないところも魅力になっています。この作品ではイーストウッドとリー・ヴァン・クリーフが賞金稼ぎとして敵を追い詰めていきますが、正義のためではなく、あくまでも金のためというところが、単純な勧善懲悪ではない、深みのある作品になっていると思います。この2人の賞金稼ぎも、ある時は互いに出し抜いたり、ある時は協力したりと、決して心から信頼しているわけではないところも複雑さがあってこれもまた奥行きのある内容になっていると思いました。

前作の『荒野の用心棒』では盗作騒動でミソをつけたセルジオ・レオーネ監督でしたが、本作で見事名誉回復したと言えるでしょう。

エンニオ・モリコーネのテーマ曲も素晴らしかったです。



評価 ★★★★








夕陽のガンマン

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2014年02月20日

荒野の用心棒

監督⇒ セルジオ・レオーネ

製作⇒ アリゴ・コロンボ、ジョルジオ・パピ 

脚本⇒ セルジオ・レオーネ、ヴィクトル・アンドレス・カテナ、ハイメ・コマス

出演者⇒ クリント・イーストウッド、マリアンネ・コッホ、ジャン・マリア・ヴォロンテ

音楽⇒ エンニオ・モリコーネ

公開⇒ 1964年9月16日

イタリア映画



今回のお勧め映画はイタリア製西部劇の『荒野の用心棒』です。
この映画はマカロニ・ウェスタンブームの火付け役となった記念碑的作品として有名です。とにかく面白い映画でした。

主演のクリント・イーストウッドがカッコ良く、 ジャン・マリア・ヴォロンテの悪役ぶりも似合ってました。私はこの映画を見てクリント・イーストウッドのファンになりました。

そしてエンニオ・モリコーネ作曲のテーマ曲も素晴らしいです。

この映画を見た頃は、まだ黒澤明監督の時代劇『用心棒』を見たことがなかったので、この作品が『用心棒』を盗作したとして問題になっていたことは知りませんでした。
ずい分後になって『用心棒』を見る機会があり、なるほど設定やストーリーがよく似てるなと思いました。

しかし、この作品は盗作問題を差し引いても、それでも面白い映画であることに変わりはなく、何度でも見たいと思う映画の1つです。
そして、マカロニ・ウエスタンの中ではベスト5に入る映画です。


評価 ★★★★★









日本ではこちらの『さすらいの口笛』が大ヒットしておなじみですね。





荒野の用心棒・完全版 スペシャル・エディション 【DVD】

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2014年02月19日

続 荒野の用心棒

監督⇒セルジオ・コルブッチ

出演⇒フランコ・ネロ、ロレダナ・ヌシアク

音楽⇒ルイス・エンリケス・バカロフ

公開⇒1966年

イタリア映画




私はアメリカ製の西部劇にはあまり関心がなく、ほとんど見ないのですが、
イタリア製の西部劇(マカロニウエスタン)は大好きです。そのマカロニウエスタンを初めて見たのがこの作品だったのです。アメリカ製西部劇よりも面白く、以後、マカロニウエスタンのファンになりました。
派手なアクションと劇的な場面が多いマカロニウエスタンに比べると、アメリカ製西部劇は地味に見えてしまいます。

本作品では、主人公のジャンゴ役フランコ・ネロがニヒルでカッコ良かったです。
冒頭の、棺桶を引きずって登場してくるシーンが印象的でしたし、主題歌もドラマチックでした。
ラストでの十字架撃ちも見どころでしたが、何と言っても、ジャンゴが棺桶から取り出した機関銃で数十人もいる敵をなぎ倒していく場面が圧巻でした。あの場面はいつ見てもスカッとします。
いかにもマカロニウエスタンらしい映画だと言えます。

マカロニウエスタンは残酷西部劇とも言われますが、残酷なシーンが多いこの作品が原点になっているのでしょう。

また、主人公が必ずしも正義のヒーローというわけではないところも、却って魅力なのかも知れません。

ちなみに、マカロニウエスタンには『続○○』とか『新○○』というように、続編やシリーズものを思わせるタイトルの作品が多いのですが、これらは日本で付けられたタイトルで、原題は全く違っていたり、内容も互いに関連性がなく、それぞれに独立したストーリーがほとんどのようです。

この作品もタイトルを見ると『荒野の用心棒』の続編かと思ってしまいますが、内容は関連のない別作品です(本作品の原題は『ジャンゴ』です)。
ただ、さびれた町に2大勢力が対立していて、そこへ主人公のガンマンが流れついてくるというところは共通しています。

主演のフランコ・ネロは本作品以外にも、『真昼の用心棒』『ガンマン無頼』『ガンマン大連合』『帰ってきたジャンゴ』などいくつかマカロニウエスタンに出ていますが、この作品が最高に良かったと思います。

そして、マカロニウエスタンからは数多くのスターが生み出されましたが、私にとっては、フランコ・ネロ、クリント・イーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマがマカロニウエスタンの3大スターで、後、リー・ヴァン・クリーフを入れて4大スターとなります。

とにもかくにも、今までマカロニウエスタンは数多く見ましたが、この作品はその中でもベスト5に入る面白さでした。


評価 ★★★★★







続・荒野の用心棒[HDニューマスター スペシャル・エディション] Blu-ray(Blu-ray)

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2014年02月18日

猿の惑星

監督⇒フランクリン・J・シャフナー

出演⇒チャールトン・ヘストン、キム・ハンター、ロディ・マクドウォール

公開⇒1968年

アメリカ映画



今回のお勧め映画もSFの古典的名作『猿の惑星』です。

猿が人間を支配するという今までにない逆転の発想、そして何と言っても、最後の衝撃的な、そして皮肉な光景が忘れられない映画でした。

SFアクションとしての面白さだけでなく、人間社会への辛辣な風刺も効いている実に練られた内容の作品だったと思います。

『猿の惑星』はこの作品以後シリーズ化されていくつかの続編が作られ、また、近年はリメイク版も作られましたが、私はこの第1作が最高に面白いと思います。


評価 ★★★





猿の惑星(Planet of the Apes) ブルーレイ 6タイトルセット

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ラベル:洋画 SF
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2014年02月17日

ミクロの決死圏

監督⇒ リチャード・フライシャー

製作⇒ソウル・デイヴィッド

脚本⇒ハリー・クライナー

出演者⇒スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、エドモンド・オブライエン、アーサー・ケネディ、ドナルド・プレザンス

公開⇒ 1966年8月

アメリカ映画



SF映画『ミクロの決死圏』も記憶に残る映画でした。

通常の治療では人命を救うことが出来ないため、物質の縮小化という新技術で医療チームと潜航艇を縮小して患者の体内に注入し、体内から治療するという内容は実に斬新な発想だと思います。

ミクロ化された医療チームが、人体内の抵抗物質(白血球や抗体など)から攻撃を受けたり不測の事態に見舞われたりするという冒険ファンタジーとしての面白さだけでなく、東西冷戦時代の映画らしく、東側のスパイが医療チームに紛れ込んでいて妨害工作をしてくるというサスペンスの面白さもありました。
最後に縮小効果のタイムリミットぎりぎりに医療チームが体内から脱出するところはハラハラドキドキのクライマックスで、手に汗握る面白さでした。

また、人体内を描いた映像も幻想的で、視覚的な興趣にも満ち溢れた映画でした。
現在のようなコンピューターグラフィックスがまだなかった頃の映画ですが、それでも充分見応えのある映画だったと思います。

最先端のCGやVFXを駆使した映像だけは優れているけれど、内容が今一つ面白みに欠けるという作品も多い近頃の映画と比べて、本作品は構成もストーリーも充実した作品でした。

これぞSF映画の古典と言えます。



評価 ★★★★












ミクロの決死圏(Blu−ray Disc)

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ラベル:洋画 SF冒険
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2014年02月16日

大魔神

製作⇒永田雅一

企画⇒奥田久司

監督⇒安田公義

脚本⇒吉田哲郎

特技監督⇒黒田義之

出演者⇒高田美和、藤巻潤

公開⇒1966年4月17日

日本映画(大映)



今回のお勧め映画は日本映画です。

特撮時代劇の『大魔神』は、日本映画のみならず、世界の映画の中でも異彩を放っている作品だと思います。

ドイツのゴーレム伝説に材を取った作品だそうですが、埴輪の神像があくどい城主に虐げられている領民を救うため、巨大化して動き出し、悪人を滅ぼすという内容は実によくできた物語だと思います。
特に、穏やかな顔から怒りの形相に変化する場面や、悪人を滅ぼそうとどこまでも追いかけていき、城門なども粉々に破壊してゆく場面は圧巻でした。

あの地響きを立てて悪人に向かってくる大魔神の姿がすごい迫力で、インパクトのある映像として今でも忘れられない作品です。

この大魔神シリーズは本作の後、『大魔神怒る』『大魔神逆襲』と全部で3作品が作られていますが、私はこの第1作が最高の作品だと思っています。


評価 ★★★★





『大魔神怒る』の動画を貼っておきます。







大魔神 Blu-ray BOX Blu-ray

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ラベル:邦画 空想時代劇
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2014年02月15日

キングコング

製作・監督⇒メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック

製作総指揮⇒デビッド・O・セルズニック

脚本⇒ジェームス・クリールマン、ルース・ローズ

効果⇒ハリー・レッドモンド・Jr

製作⇒マーセル・デルガド

出演者⇒フェイ・レイ、ロバート・アームストロング

公開⇒1933年

アメリカ映画


『キング・コング』という題名の映画はこれまでいくつか作られていますが、私はこの1933年公開のオリジナル版が最も面白いと思ってます。

1930年代に、現代の最先端コンピューターグラフィックスにも劣らないストップモーションによる人形アニメで実物のような精巧さと迫力ある映像を作り上げているのには感嘆せざるを得ません。

私は子供の頃、テレビで放映していたのを見たのが最初ですが、日本の特撮でよく使われている着ぐるみの怪獣と違って、本物のような迫真性に驚いて見入っていました。
髑髏島でのキングコングと恐竜との戦い、特にティラノサウルスとの戦いが最も心に焼き付いているシーンです。

ついでに書いておきますが、1976年にリメイク版が、1986年にその続編が作られていますが、どちらもアメリカ映画としては珍しく着ぐるみのキングコングで、他に恐竜もほとんど登場してなくて(リメイク版では大ニシキヘビだけ登場)、私は面白いとは思いませんでした(興行的には大ヒットしてますが)。

そして、2005年にも最新のリメイク版が作られました。こちらは最先端
コンピューターグラフィックスによるキングコングや恐竜や巨大昆虫類が登場していて、迫真性と娯楽性も充分でしたが、しかし、やはりオリジナルを超えることはできなかったと思います。

確かにコンピューターグラフィックスによって、より本物らしく見えてはいますが、動きが不自然でした。特にキングコングの動きが速過ぎて不自然でしたし、数頭のティラノサウルスと戦う場面は、あまりにも超人(超猿?)過ぎてリアリティに欠けていました。
いくら何でもたった1頭のキングコングがティラノサウルスを3頭も相手にしてあんなに戦えるだろうかと疑ってしまいます。あれはやり過ぎです。

また、コングがヒロインを必死に守っていましたが、野生のキングコングがあそこまでして必死に人間を守るだろうかとも思ってしまいます。これも不自然に感じました。

そういう訳で、私にとっては、オリジナルのキングコング映画が最も自然で面白いと思います。


評価 ★★★★★




2005年版の動画を貼っておきます。






キングコング(1933) DVD 洋画

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ラベル:洋画 怪獣
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2014年02月14日

スターシップ・トゥルーパーズ

監督⇒ ポール・バーホーベン

製作⇒ アラン・マーシャル、ジョン・デイビソン

脚本⇒ エド・ニューマイヤー

出演者⇒ キャスパー・ヴァン・ディーン、ディナ・メイヤー、デニス・リチャーズ、マイケル・アイアンサイド

公開⇒ 1997年11月7日 (日本⇒1998年5月2日)

アメリカ映画

今回のお勧め映画は、『スターシップ・トゥルーパーズ』。ロバート・A・ハインラインのSF小説『宇宙の戦士』を基にしたSF戦争映画です。
これもすごく面白い映画でした。特に、さまざまな形をした巨大昆虫型宇宙生物と地球の歩兵軍団が戦う場面は圧巻でした。
コンピュータグラフィックスを駆使した映像が実によくできていて、迫力ある内容を楽しめました。

ただ、軍国主義を賛美するような内容が気になりましたが、後に、それはアメリカの帝国主義に対する皮肉を、監督のポール・バーホーベンが表現しているのだということを知り、ああ、そうなのかと納得しました。
この映画はアクション場面や戦闘場面だけでなく、主人公が軍隊で成長していく青春映画としても見れる内容でした。

しかし、見どころはやはり何と言っても、地球人と昆虫との戦闘場面でした。

この映画は劇場公開時は興行的にはあまりヒットしなかったそうですが、
私にはそれが不思議に思えるほど、面白い映画でした。


評価 ★★★★★










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2014年02月13日

エイリアン2

監督  : ジェームズ・キャメロン

脚本  : ジェームズ・キャメロン

出演者 :  シガニー・ウィーバー、マイケル・ビーン、ランス・ヘンリクセン

公開  : 1986年7月18日

アメリカ映画


本作品は『エイリアン』シリーズの2作目です。このシリーズは本作品の後も『エイリアン3』『エイリアン4』そして別の『プレデター』シリーズとの合体版『エイリアンVSプレデター』等々と、いくつも続編が作られていきました。まさに人気シリーズです。
シリーズ物の2作目以後は「1作目を超えられない」と言われますが、この作品は別で、第1作目と甲乙つけがたい面白さでした。
第1作目がSFホラーの最高傑作なら、本作品はSFアクションの最高傑作と言えると思います。
何しろ、第1作で1匹しか出てこなかった宇宙生物がぞろぞろ出てきますし、しかも、この作品では、女王アリのような存在の巨大なエイリアン・クイーンが出てきて、主人公が操作するガンダムかマジンガーZかエヴァンゲリオンみたいな作業用ロボットと戦う場面まであるのですから、とにかく手に汗握る面白さでした。

本作の監督は『ターミネーター』や『タイタニック』『アバター』のジェームズ・キャメロンですから、面白いのは当然かも知れません。

とにかく、このシリーズは第1作の『エイリアン』と第2作の『エイリアン2』だけあれば充分です。

この映画も私の中では、ベスト5に入る面白さでした。


評価 ★★★★★










エイリアン2 完全版

エイリアン2 完全版

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2014年02月12日

エイリアン

監督 : リドリー・スコット

原案  : ダン・オバノン、ロナルド・シャセット

脚本  : ダン・オバノン

クリーチャーデザイン :  H.R.ギーガー

出演者 : シガニー・ウィーバー、トム・スケリット、イアン・ホルム、ハリー・ディーン・スタントン、ジョン・ハート

公開  : 1979年 

アメリカ映画


SFホラーの最高傑作と言っても過言ではないのがこの作品です。今までさまざまなSF映画やホラー映画を見てきましたが、この作品を超えるものはなかなかお目にかかれません。

宇宙船の中という密室で、どこに潜んでいるのか、いつ襲ってくるのか判らない謎の宇宙生物の恐怖。この設定が実によくできていますね。

そして、この映画を観終わった後も、この宇宙生物の体の構造やその生態に想いをはせるという楽しみもありました。この宇宙生物のデザインは現代シュールレアレスムのアーティストであるH.R.ギーガーによって生み出されたものですが、この造形がよくできてます。口から歯が飛び出してくるというのはトンボの幼虫のヤゴみたいで、実にうまいアイディアですね。

この映画の脚本は後にゾンビ映画『バタリアン』を監督したダン・オバノンです。監督作品の『バタリアン』は今ひとつという内容でしたが、この作品の脚本はよくできたストーリーだと思います。

また、この作品は監督のリドリー・スコットと、主演のシガニー・ウィーバーを一躍有名にした出世作でもあります。

この映画も私の中ではベスト5に入ります。

評価  ★★★★★










エイリアン(DVD)

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ラベル:洋画 SFホラー
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2014年02月11日

スピード

監督  : ヤン・デ・ボン

出演者 : キアヌ・リーヴス、デニス・ホッパー、サンドラ・ブロック

公開  : 1994年

アメリカ映画



『ダイ・ハード』と同じくジェットコースターアクションの傑作『スピード』。
この作品も『ダイ・ハード』と甲乙つけがたい面白さでした。

ジェットコースターアクションという通り、そして題名通り、スピード感あふれる展開の内容でした。この作品を見ると、他のアクション映画がまどろっこしく感じられてきます。

本作の監督ヤン・デ・ボンは『ダイ・ハード』で撮影監督をしていたそうなので、なるほどと頷けます。
この作品もシリーズ化 されて2作目の『スピード2』まで作られましたが、やはり第1作の面白さにはかないません。
『スピード2』も第1作と同じくヤン・デ・ボンが監督だったのですが、はっきり言って、私は2作目はあまり面白く感じませんでした。

この第1作の面白さを超えるのは容易なことではないでしょう。

この映画も私の中ではベスト5以内に入る面白さでした。

評価 ★★★★★










スピード DVD

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ラベル:アクション 洋画
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2014年02月09日

ダイ・ハード

監督 : ジョン・マクティアナン

出演者 : ブルース・ウィリス、アラン・リックマン、ボニー・ベデリア

公開  : 1988年7月15日

アメリカ映画


まずは、ジェットコースターアクションの先駆的作品として名高い『ダイ・ハード』。

これは本当に面白い映画でした。今までアクション映画は数々見てきましたが、これほど面白いアクション映画はこれが初めてです。

ストーリー展開も構成も見事な内容でした。何よりも、主演のブルース・ウィリスがはまり役でした。 
以後、私は、ブルース・ウィリスにはこの映画のイメージが強すぎて、他の映画の出演作があまり面白く感じられないほどです。

この『ダイ・ハード』はシリーズ化されて、『ダイ・ハード2』『ダイ・ハード3』『ダイ・ハード4.0』『ダイ・ハード/ラスト・デイ』と5作品作られましたが、この第1作の面白さにはかないません。2作目以後の作品はこの第1作を超えることはできないようです。
「シリーズ化された映画は、第2作目以後は第1作の面白さを超えられない」と言っていた評論家がいましたが、私もそう思います。
私の中では、この作品はベスト5以内に入ります。
それにしても、この作品の監督のジョン・マクティアナンは、なかなか面白い映画を作るものだなと感心します。

評価 ★★★★★ 










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ラベル:アクション 洋画
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2014年02月07日

ご挨拶

はじめまして。

今までたくさんの映画を見てきましたが、ただ見るだけでなく、その感想をブログで綴ることにしました。

私の映画のジャンルは偏っているので、全ての映画ファン向きとは言えませんが、

興味のある方は当ブログにご訪問ください。

よろしくお願いします。
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