製作⇒ スタンリー・R・ジャッフェ、シェリー・ランシング
製作総指揮⇒ クレイグ・ボロティン、ジュリー・カーカム
脚本⇒ クレイグ・ボロティン、ウォーレン・ルイス
撮影⇒ ヤン・デ・ボン
音楽⇒ ハンス・ジマー
主題歌⇒ グレッグ・オールマン「I'll be Holding On」
出演者⇒ マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作、アンディ・ガルシア、ケイト・キャプショー、若山富三郎、神山繁、ガッツ石松、内田裕也、安岡力也、國村隼、小野みゆき
公開⇒ 1989年
アメリカ映画
高倉健さんの訃報を一昨日知りました。
悪性リンパ腫のため先月10日に亡くなっていたそうですが、
ついこの前まで健さんが出ているテレビCMが流されていたので突然の訃報に驚いています。
それで今回は追悼記事として健さん出演作の中で私がもっとも気に入っていたアメリカ映画『ブラック・レイン』について書きます。
この作品はアメリカ映画ですが、日本が舞台になっていて、
日本でもロケが行なわれたことで話題になってました。
特に大阪の街を『ブレードランナー』のような独特な雰囲気の映像に仕立て上げていたのが印象深かったですね。
そして日本人の俳優陣は健さん以外にも松田優作、若山富三郎、ガッツ石松、内田裕也など
豪華キャストから異色のキャストまで出てましたし、
吉本のお笑い芸人たちまで出ていて、
そういう点でも意外性のあるキャスティングでした。
内容はニューヨークの刑事(マイケル・ダグラス)と大阪の刑事(高倉健)が大阪を舞台にヤクザを追うというもので、
中でも、この作品が遺作となった松田優作の狂気じみた迫真の演技がすごかったですね。
そして、健さんの存在感も大きかったです。
特にクラブでアンディ・ガルシアと歌うシーンでは健さんの新しい魅力が見られました。
あと、外国映画でよく見られる変な日本人や変な日本文化というものがあまり出てこなくて、
まともな描写がされていたようです。
日本を舞台にして独特の雰囲気を醸しだしながら展開されている本作品、
観た後にも強く印象に残る映画でした。
高倉健さんの冥福を祈ります。
評価 ★★★★
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